転職お役立ち情報｜医療専門の求人・転職サイト

転職お役立ち情報

医療従事者の就職・転職は今、どのような状況になっているか。
医療従事者専門で求人・転職情報サイトを取り扱う「ジョブスルー」ならでは
の視点で、医療従事者の就職・転職に役立つ情報をご紹介します。

医療従事者の就職状況

「有効求人倍率」という言葉があります。これは、求人をする職場と求職者の割合を示したもので、
高ければ高いほど、その職種は求められており、『売り手市場』ということを表しています。
直近の医療業界のデータでは、医師・歯科医師・獣医・薬剤師が一番高く、10.05。
続いて、保健師・助産師・看護師が3.46。続いて、医療従事者は、3.42となっています。
全職種の平均が1.32ですから、医療業界全体が人材不足であることがわかるかと思います。

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職種によっては就職が厳しい

上述の通り、現在の医療業界は、慢性的に人手不足の状態です。専門職だけあって、年齢や経験は問わず、採用先が見つかりやすい傾向があります。しかしながら、それは全ての職種で当てはまるわけではありません。v 医師・薬剤師・看護師などはあまり面接で落ちることはありませんが、臨床工学技士や臨床検査技師などは面接に落ちることが大いにあります。職場を選り好みしすぎていたり、面接に未対策で臨んだりすると就職できなかったりすることもあるので、注意が必要です。ご存じかもしれませんでが、これには『診療報酬制度』が大きく起因しています。医師・薬剤師・看護師などは、医療法で配置基準が定められており、病院の収入となる公的保険からの診療報酬の額を左右するため、積極的な採用が行われています。しかし、その他コメディカル職では診療報酬が入らない職種もあるため、
欠員が出ても、人員の補充を行わないケースがあるのです。

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自分はどのくらい需要があるのか

医療従事者の就職。厳しい職種もあると言われながらも、一般的な企業の事務職や営業職、販売職などの募集職種に比べれば、仕事に就きやすい状況です。
一般企業の営業職を希望する新卒の学生や50代の求職者などでは、100社以上面接を受けても採用に至らないケースは多くあるくらいです。
これに対して、医療従事者に対する求人募集は、専門教育を受けた上で国家資格が必要ですので、応募者も限られています。
数社受ければ基本的に大半の人が就職できますし、職には困りません。

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『選びすぎていること』が理由

ではなぜ、就職できない、転職できないという医療従事者が実際には多く存在するのでしょうか。それは『絞り込んで選びすぎていること』によります。多く見られるのは以下のようなケースです。

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新卒…例/学校からの紹介で大学病院や市立病院などを数社受けたが、全部落ちてしまった。
その後、地元の大きな病院を中心に就職先を探しているが見つからない。

医療従事者の採用では、経験者が好まれ、新卒の就職というのは厳しいのが実情です。
病院・クリニック・検査デンター・健診センター・企業などでは、採用即日から戦力になってくれる経験者が求められています。
『27歳、1つの病院で経験5年』くらいの人が、一番需要の高いゾーンです。
新卒時にはその世の中のギャップに気が付けず、「地元だけ」という狭い範囲で就職先を探してしまい、
結局仕事が見つからず、医療従事者として就職することを諦めてしまうケースもあります。

では、新卒での就職はどうすればよいのでしょうか。当社としての提案は、勤務地にこだわらずに探すことです。
引っ越しも視野に入れエリアを広げることで、就職先はほぼ100％見つかります。
引っ越しには、お金がかかり、ストレスがあることは理解できますが、3～5年の経験を積むことで、
医療従事者としての需要が上がり、転職しやすくなります。
実務経験を積んだ後に、地元など希望するエリアの病院への転職を図るというのも選択肢の1つです。

『未経験業務をやりたい』…（例／臨床工学技士の場合）ＭＥとして、透析を5年間やってきた。自分の家から電車で1時間の範囲で心カテ・オペetcをやっている病院を探しているが、中々見つからない。

まず、就職・転職ということにおいて、一番初めに理解しないといけないことは、『職場(会社)は基本的に【経験者】が欲しい』と思っている
ということです。職場はボランティアではありません。医療現場と言えども、ビジネスであり、経営であります。
つまり、求めているのは即戦力だということです。未経験の業務で採用されるというのは、滅多にないことですし、
施設側もたまたま急募であったり、体制が変わり数名増員であったりします。新卒の場合だけ特別なのです。

では、どのようにすれば、転職先が見つかるのでしょうか。
当社としては、やはり未経験業務を担当できる求人というのは数少ないので、引っ越しも視野に入れることを提案します。
自宅から通える範囲では求人案件が限られますが、勤務地を限定しないことで、希望に沿うような求人に出会える可能性は高くなります。
逆に、経済的な理由や持家に住んでいるといった事情で、引っ越しが難しい場合には、いつ巡り合えるかわからない地元での求人案件を待つ覚悟が必要です。

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転職市場

一昔前は、新卒で入った会社に定年まで勤めることが美徳とされていた時代もありました。
一つの会社に長く勤めることが良いこととされていました。これはある意味では正しく、またある意味では間違っています。
もちろん、就職した職場を「嫌なことがあった」などの理由で、たった数日や数ヶ月で簡単に辞めてしまうことは、良いこととは言えません。
人材育成にはお金がかかりますので、病院などの施設側は、育ている人材、育てあげたばかりの人材に辞められることは、大きな痛手です。
採用された以上はある程度の期間は、会社に貢献しなければなりませんし、勤続期間が短いと、ご自身のキャリアにも支障をきたします。
一方、『一生辞めるな！』というのも、極論です。病院も一企業であり、企業というものは少々人が出入りする方が風通しがよく、
健全であるとする考え方もあります。働く側にとっても、一生変化なく一つの職場にとどまるよりも、
「いつか次のステップへ」と捉えた方が、技術の習得や資格の取得に励む意欲が湧くでしょう。
近年、医療業界でも人材は流動的になっており、3～5年で次のステップへ進むために、今の職場でも全力を尽くすという風潮になりつつあります。

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