転職お役立ち情報
臨床工学技士の就職・転職状況は今、どういう状況か?医療技士の転職を目指す方に役立つ情報をご紹介します。
「ジョブスルー」では、医療技士の専門求人・転職情報サイトならではの情報をお役立ち情報をお伝えいたします。
臨床工学技士の就職状況
現在、日本には看護師が約100万人、薬剤師が約30万人います。
それに比べて、臨床工学技士は約2~3万人程度です。
臨床工学技士は、もちろん重要な職種ではありますが、看護師や薬剤師と比較すると雇用数そのものが多くありません。
MEの就職は厳しい
正直看護師や薬剤師であれば、何歳であっても、経験がなくても、基本的に面接に落ちることはないというのが、今の医療業界の実状です。
しかし臨床工学技士は、経験が0~2年程度だったり、人物的に問題があったり、年齢が高かったりすると、面接で落ちたりします。
もっと言えば、面接まで辿りつかず、書類選考で落ちたりします。
なぜ臨床工学技士という専門職の資格まで持っているのにこんなにも厳しいのか?
これは診療報酬制度が大きく起因しています。
看護師や薬剤師は雇用するだけで、国から診療報酬としてお金をもらうことができますが、
臨床工学技士はそうとはいきません。
医療業界は慢性的な人不足であることは間違いありませんが、
経営上の観点からどんどん採用するわけにはいかないのです。
需要はあるのか
矛盾した記述になってしまいますが、世間一般的な会社の募集職種(事務職・営業職・販売職など)に比べたら、MEの就職は容易です。
一般企業の営業職を希望する新卒の学生・50代の求職者で、100社以上
面接を受けたが1社も決まらなかったという人は実際に結構います。
そういう意味では、臨床工学技士もまだまだ需要があります。
数社受ければ基本的にほとんどの人が就職できますし、職に困るということはありません。
『条件が多い』ことが理由
ではなぜ、転職できない・就職できないという臨床工学技士が実際多いのでしょうか。それはずばり『絞り込んで選びすぎている』からです。
多いケースは以下のようなものです。
新卒…例/大学病院や市立病院など、学校からの紹介で数社受けたが全部落ちてしまった。
そこから地元だけで大きな病院を探しているが、中々見つからない。
そもそもですが、実は新卒の就職というのは厳しいのです。
病院が一番欲しいのは、採用即日から戦力になってくれる経験者です。
『27歳、1つの病院で5年経験』くらいの人が一番需要が高いかと思われます。
しかし、新卒の方はそこに気が付けず、地元だけで就職先を探してしまい、結局見つからずにMEとしての就職を諦めてしまったりするケースもあります。
では、どうしたら良いのか。エージェントの当社としての提案は、『新卒なので『転勤』ではない』ということです。
引っ越しを前提として地域を広げれば、就職先はほぼ100%見つかります。
もちろん、引っ越しというのは大きなストレスがかかりますし、お金もかかることですので、厳しいことも十分理解できます。
しかし、上述の通り3~5年経験を積んでしまえば、臨床工学技士としての需要は一気に上がり、転職しやすくなります。そのときにまさにリベンジで第一志望の地元病院に再度面接に行くというのも、選択肢の1つではないでしょうか。
心カテ・オペ…例/透析を5年間やってきた。自分の家から電車で1時間の範囲で心カテ・ オペetcをやっている病院を探しているが、中々見つからない。
心カテやオペ(※その他人工心肺なども含む)などを行っている病院は、小規模病院やクリニックと比べると数的には多くありません。
また、心カテやオペの場合、オンコールで呼ばれる病院も多いため、できれば病院近くに引っ越してきてほしいというところが多いです。
しかし、上記の場合、1時間かけて通うというつもりでいることと、引っ越しをしないという前提で探しているため、中々案件が見つかりません。
では、どうしたら良いのか。エージェントの当社としての提案は、やはり引っ越しをするつもりで案件を探すべきだということです。
それにより案件数がぐっと多くなります。
しかし、経済的な理由や、持家に住んでいるといった理由で、どうしても引っ越しできない人もいるかと思います。
在職中の方は、新卒と違い、転職をどうしても急がなければいけない理由はありませんので、
(※もちろんすぐにでも辞めたい方はいますが、生計を立てることが重要です)
今の職場でしばらく我慢して、地元で案件が出てくるのをひたすら待つことも
1つの選択肢ではないでしょうか。いつ求人が出るかは極めて不明確ですが…。
転職市場
一昔前は、新卒で入った会社を定年まで勤め上げるということが良しとされている時代もありました。長く働くことが世間的に素晴らしいと。
しかし、これはある意味では正しいですが、ある意味では間違っています。
もちろん、入った病院で嫌なことがあったからといって、数日~数ヶ月で辞めてしまうことは、どんな事情があったとしても決して良いことではありません。
病院側もせっかく育てた人がすぐに辞めるとなったら、はっきり言ってたまったものではないでしょう。
ですから、採用された以上はある程度
貢献しなければなりません。また、自分の履歴書もかなり傷つきます。
しかし一方で『ずっと(一生)辞めるな!』というのもありえないことです。
病院というのは、一企業であり、企業というのは、少々人が出入りするのは
当たり前ですし、その方が健全だったりします。
働く側にとっても、一生ここで…と考えるよりも「いつか次のステップへ」と
考えていた方が仕事に張り合いが出て、頑張れたりします。
3~5年で次のステップへ進む、そのために今の職場では全力を尽くす。
そんな風に回っているのが、医療業界の現状です。
登録からお仕事開始までの流れ
登録は1分で完了!その他、面倒な手続きは一切ありません。
ご登録頂いた情報は、個人情報保護法に基づき厳重に管理されますのでご安心下さい。
当社担当からお電話またはメールさせて頂きます。
希望・状況を聞かせて頂き、希望・状況に合った求人を多くご紹介させて頂きます。
納得がいく転職先が見つかるまで何度でも紹介が受けられます。
※面接後でも合わないと思った場合お断りできます。
納得のいく転職であったとしても、何かしらの問題が起こる可能性があります。
しっかりとアフターフォローも行っていきます。