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臨床工学技士とは?

臨床工学技士とは?

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臨床工学技士とは、医療専門職の中でも、生命維持装置といわれる医療機器の操作や保守、管理などを担う職種です。臨床工学技士が取り扱う生命維持装置には、人工呼吸器や人工心肺装置、血液浄化装置などがあります。臨床工学技士には、原則として3年制以上の養成機関を修業した後、国家試験に合格してなることができます。

臨床工学技士の医療専門職としての位置づけとは?

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臨床工学技士とは医療機器を扱う医療専門職で、国家資格を要します。人の呼吸や循環、代謝機能に関わる生命維持装置の操作や保守点検を担っています。臨床工学技士は、医学と工学の両分野の知識が必要とされており、ME(=Medical Engineer)とも呼ばれる職種です。臨床工学技士とは、医療現場のエンジニアともいわれています。

臨床工学技士は、医療機器を正確に操作できる人材の育成が望まれたことから、1988年に誕生しました。臨床工学技士の職務や資格要件等は、臨床工学技士法で定められています。

臨床工学技士になるための方法とは

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臨床工学技士になるには、厚生労働大臣が定める科目を修得できる3年制以上の養成機関を卒業し、国家試験に合格することが必要です。養成機関には、3年制の専門学校や短大、4年制の大学があります。

専門学校に設けられている1年制の専攻科は、看護師や臨床検査技師の養成機関を卒業している人が、ダブルライセンスを目指すためのものです。通常の課程や専攻科の中には、働いている人等に向けた夜間クラスもあります。

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臨床工学技士の仕事とは

(桐蔭横浜大学 入試・広報センター)

では、臨床工学技士とは、どのような仕事を担う医療技術専門職なのでしょうか。臨床工学技士の活躍の場は、主にクリニックや病院等の医療機関、医療機器メーカー等です。病院やクリニックでは、主に透析室やカテーテル室、病棟、手術室などで業務に従事しています。臨床工学技士の仕事には、患者と接する臨床業務と医療機器管理業務があります。

臨床業務の主なものとして挙げられるのは、透析といわれる血液浄化業務です。透析を開始する際の穿刺や人工透析装置の操作を臨床工学技士が行います。

呼吸治療業務は、肺の機能が低下して人工呼吸器が装着されると、機器の管理をするものです。ペースメーカーの埋め込みの手術では機器の管理を担い、外来ではペースメーカーの点検を行います。心臓カテーテル検査では、心臓病の手術の術式を決めるためのもので、臨床工学技士はコンピュータや装置を操作します。手術室では、手術の前の医療機器の管理や手術中の医療機器の操作を行います。

こうした生命維持装置の操作には医師の具体的な指示が必要です。

医療機器管理業務とは、医療施設の様々な医療機器を維持管理のため保守点検する仕事です。新しい医療機器を導入する際には、業者から説明を受けて医師や看護師に紹介し、医療機器選定の中心的な役割をします。医師や看護師に医療機器の使い方を教えるのも、臨床工学技士の仕事です。

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臨床工学技士の認定資格とは

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臨床工学技士の認定資格とは、日本臨床工学技士会や関連する学会が独自に運営するものです。

大規模な病院を中心にホームページに、所属する臨床工学技士の認定資格の取得者数を掲載しています。認定資格を取得しても転職にはさほど有利に働かないといわれることもありますが、病院が対外的に所属する臨床工学技士の高い専門性をアピールする材料として使われています。病院内での評価を考えると、認定資格の取得は全く無意味とはいえないのです。

日本臨床工学技士会では、専門臨床工学技士認定制度を設けています。指定講習を受講し、試験に合格した後、実務経験が5年以上で、5年以上日本臨床工学技士会の正会員であることなどの要件を満たしていると、認定を申請できるものです。「血液浄化専門臨床工学技士」と「不整脈治療専門臨床工学技士」、「呼吸治療専門臨床工学技士」、「高気圧酸素治療専門臨床工学技士」の4つの専門領域があります。

関連学会による認定資格として知られているのは、「透析技術認定士」や「3学会合同呼吸療法認定士」、「体外循環技術認定士」、「臨床ME専門士」、「臨床高気圧酸素治療技師」などです。看護師など他の医療専門職も取得可能な資格もあります。

資格によって認定に必要な実務経験の年数が定められており、「臨床ME専門士」を除く認定資格には、運営する学会の正会員であることや指定講習の受講といった条件が設けられています。

担当する業務や自分の志向をもとに、認定資格の取得を視野に入れていきましょう。

臨床工学技士の資格とは

臨床工学技士に求められることとは

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臨床工学技士に求められることとは、どういったものなのでしょうか。臨床工学技士は、人工呼吸器や人工透析器といった生命維持管理装置に関わるため、正確な操作や確実な保守点検を行う強い責任感が必要です。

昨今ではチーム医療として、臨床工学技士は医師や看護師など他の医療専門職と連携して業務にあたることも多く、コミュニケーション能力が求められます。臨床業務の中でも、人工透析といった直接患者と触れる仕事では、患者の信頼を得られるよう配慮して臨みましょう。

医療機器は日々進化していきますので、新しい知識や技術を自ら修得しようとする探求心も必要です。実際に臨床工学技士として働いていくうえでは、立ち仕事が多い職種ですので、体力があること、体調管理を怠らないことも大切になります。

臨床工学技士とは、コメディカルの中でも医療機器に特化した業務を担い、日々進化していく医療の現場に不可欠な存在です。高度なテクノロジーを安全に医療の現場に取り入られるのは、臨床工学技士があってのことです。

 

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